企業連携プログラム
近年、休職者である患者様がご勤務されている企業の人事総務・産業保健スタッフの方々から、休職者様の病状や企業様側の今後のフォローアップの方法についてのご相談が散見されております。また、復職時には、企業様毎において、様々な復職基準がございますので、それらの基準を休職者の方が満たしているかどうかのご照会や、復職に至るステップについてのご相談を多くいただいております。
このような背景から、当社団といたしましても、患者様の治療とスムーズな復職を考え、この度、ご契約企業様の人事総務・産業保健スタッフの方々との連携プログラムを開始することといたしました。
そこで、当社団においては、企業様と連携し休職者のフォローアップを行いながら、復職に向けた各種プログラムを実施しております。具体的には、以下の内容となります。
1、復職支援プログラム
- ストレスコーピング
- アサーション
- コミュニケーショスキルトレーニング
- 生活リズムコントロール
- 再発防止に向けた認知行動療法
- 休職に至った経緯の振り返りと対策
2、人事総務・産業保健スタッフのご担当者様との連携
この制度は、休職者(患者様)の方の病状や復職プログラムの進捗状況について、休職者(患者様)の同意を得た上で、復職に向けたフォローアップとしてスムーズな復職を実現するために情報共有させていただきます。具体的な共有については、一例として以下の内容についての対応方法をお伝えします。
- 社内におけるコミュニケーションの齟齬の問題
- 不注意や物忘れ、衝動性から起きる周囲とのトラブル
- 物の捉え方や考え方の偏りによる周囲との問題
上記に取り上げました内容につきましては、一例に過ぎませんが、人事総務・産業保健スタッフの方々におかれましても、ご対応について大変苦慮される状況と推察します。しかし、これらはあくまで、疾患による症状からの状況です。こうした病状について、企業様のご担当者様がご理解いただければ、休職者様の安心にもつながり、復職後もより良い関係性が構築されるものと感じております。加えて、今年度(令和6年4月1日)から、発達障害者の方々への合理的配慮の提供が義務化されました。企業の人事総務・産業保健スタッフのご担当者様におかれましては、休職者の方ばかりではなく、対象とする従業員の方への深い理解とご支援が必要とされることとなりました。
3、企業連携プログラムお問い合わせ
このような、状況を考慮し、この度の企業連携プログラムを開始した次第となります。今後は、お気軽に当社団の企業連携プログラムお問い合わせにてご相談ください。
医療法人社団真田会
日本橋ストレスケアクリニック 企業連携プログラム